ショパンバラード1番解説と聞き比べ5選-六度のテクニックが決め手
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ショパンバラード1番解説
バラードというタイトルはショパンが初めてピアノ曲に対して用いた標題といわれており
ポーランドの詩人アダムミツキェヴィチのバラッドから霊感を得て
作曲活動に役立てたといわれています。
この曲の難かしい箇所はやはりコーダです。
六度のテクニックが右手で徹底的に駆使する必要があり、 これをクリアしなければコーダはうまく演奏できません。
右手が自由自在に回るようになるまで、徹底的にショパンエチュードのOP,25-8, OP.10-10などで 練習を積んでおくと良いでしょう。
この曲の難かしい箇所はやはりコーダです。
六度のテクニックが右手で徹底的に駆使する必要があり、 これをクリアしなければコーダはうまく演奏できません。
右手が自由自在に回るようになるまで、徹底的にショパンエチュードのOP,25-8, OP.10-10などで 練習を積んでおくと良いでしょう。
ショパンバラード1番聞き比べ5選
クリスティアン・ツィメルマン
1975年ショパンコンクール優勝者のクリスティアン・ツィメルマンのバラード1番です。ツィメルマンのバラードの録音は、ショパンファンから圧倒的に支持を受けています。
この演奏からも分かるとおり、どの音もしっかりと演奏し安定感を保ち、 圧倒的なスケールの大きい演奏を聴かせてくれます。
ケマル・ゲキチ
1985年ショパンコンクールではゲキチはこのバラード1番を演奏し、かなりその存在感を アピールしたことは間違いありません。かなりゆったりなテンポで演奏をしているとはいえ、激激なコーダにさしかかると 激しさを増し、強いタッチでスリリングな魅力に富んだ名演奏を披露してくれます。
コンクールでも観衆からは物凄い支持を受けていたにもかかわらず、個性的な解釈が 認められなかったようで残念ながら落選してしまいましたが、この名演は永遠に心に遺り続けるでしょう。
ランラン
若さ溢れるランランのバラード1番です。相変わらずテクニックの冴え具合は絶好調で、難かしいパッセージを 難なくクリアしていて驚かされます。
特にパンチの効いたリズムに乗ってのびのびと歌い上げ、その情熱的で力強い 表現はこの劇的なバラードとの相性の良さを印象づけることは間違いないでしょう。
ホロヴィッツ
ホロヴィッツのバラード1番は まだ若い頃の演奏ということでとてもパワフルな演奏です。繊細な感性の持ち主であり、みずみずしい表現が印象的で、 ショパンの華麗なロマンティシズムの表現、作品のコンセプトを着実にとらえた 上での明確な主張などは特に注目すべきに値します。
ちなみにホロヴィッツはとても個性的な演奏をするので好みが真っ二つに分かれると思いますが、 ファンからは圧倒的な支持を受けています。
アシュケナージ
アシュケナージのバラード1番は 曲全体が非常に安定していて、最後まで安心して聴いていられる名演です。アシュケナージの演奏が持つ説得力には威厳も漂っているのですが、表情の作りは 繊細でありその細かなニュアンスの表出にはベテランらしい深い味わいが感じられます。
また全体を通じてタッチがとても軽やかなので、いかなるパッセージを演奏するにあたっても 聴く人を魅了してやみません。
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まとめ
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