ショパンバラード第3番解説と聞き比べ5選-優雅で洗練された名作
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ショパンバラード第3番解説
ショパンバラード3番は
バラードの中では、もっとも親しみやすい曲で、
かつとても人気の高い曲でもあります。
とても優雅な雰囲気の主題で始まり、洗練された音色が 魅力的です。
この曲も終盤にさしかかると、難易度が上がっていき、 左手が結構広範囲の鍵盤を打鍵しなければならない箇所が 頻出するため、手が小さい人は苦戦するかもしれません。
エチュード第9番OP.10-9が、この曲の左手の動作と非常によく 似通っているので、徹底的に練習しておけば バラード3番を演奏できる日も近いと思います。
とても優雅な雰囲気の主題で始まり、洗練された音色が 魅力的です。
この曲も終盤にさしかかると、難易度が上がっていき、 左手が結構広範囲の鍵盤を打鍵しなければならない箇所が 頻出するため、手が小さい人は苦戦するかもしれません。
エチュード第9番OP.10-9が、この曲の左手の動作と非常によく 似通っているので、徹底的に練習しておけば バラード3番を演奏できる日も近いと思います。
ショパンバラード第3番聞き比べ5選
クリスティアン・ツィメルマン
1975年ショパンコンクール優勝者のクリスティアン・ツィマーマンのバラード3番です。ショパンの演奏を演奏させると、やはりツィマーマンの演奏は見逃すことができません。
作品の本質をしっかりと掘り下げた演奏の持ち主であり、ハーモ二ーの流れとともに 微妙なニュアンスを買えるその魅力的な音色といい とても繊細なタッチといい、全体的に美しくしっとりと仕上がっています。
シプリアン・カツァリス
NHKの音楽番組に出演してすっかり有名になったシプリアン・カツァリスのバラード3番です。スケールの大きい演奏を聞かせてくれるのはもちろんのこと弱音における繊細な美しさも素晴らしく、 メロディーを綺麗に歌わせる演奏がとても魅力的です。
どうやら彼はロマン派音楽のスタイルを伝承した感情豊かな演奏で聴く者を 魅了するのが得意のようです。
キーシン
幼いころから神童と呼ばれたキーシンですが、ショパンのバラード3番においては 響きが豊かでロマンティックな味わいを含んだ表現力を持ち味とする ピアニストであることが伺える演奏です。華やかな持ち味が活かされており、流れるような美しさとともに 音楽的な流れの快さなども見逃せません。
また作品全体に対する真剣に向き合う姿勢が伺われ、その表現には つねに気品が保たれておりとても印象深いものを感じます。
ジャン=マルク・ルイサダ
ショパンコンクール5位の実力派のルイサダは表情豊かで瑞々しさあふれた演奏を 聴かせてくれます。特に響きのバランンス感覚に傑出しており、多彩なニュアンスを含んだパッセージであっても 詩情豊かでかつ華麗で美しいタッチで聴く者を魅了するパワーを感じとることが できるのが大きな特徴といえます。
ちなみにルイサダは華やかな三拍子のワルツやマズルカを得意としているようで、 まさにバラード3番のような優雅な曲を演奏するにはぴったりなのかもしれません。
アシュケナージ
あらゆる作曲家に優れた演奏を聴かせてくれるアシュケナージですが、やはり 期待を裏切ることなくバラード3番でも名演を聴かせてくれます。安定したテクニックとスケールの大きい表現力が魅力で、粒の 揃った美しいタッチは他のピアニストには決してないほどの すばらしさです。
きっと 曲本質の解釈のもとに豊かにして自然なる音楽を編み出す天性の才能の持ち主 なのでしょう。
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まとめ
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