ショパン木枯らしのエチュード解説と聞き比べ5選-超劇的な難曲 | ショパンを弾くには?曲の難易度、曲目解説、ピアノの弾き方を解説



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ショパン木枯らしのエチュード解説と聞き比べ5選-超劇的な難曲

ショパン木枯らしのエチュード解説と聞き比べ5選-超劇的な難曲
ショパン木枯らしのエチュード解説と聞き比べ5選です。

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ショパン木枯らしのエチュード解説

木枯らしのエチュードは、ショパンの12の練習曲OP.25-11のピアノ曲です。

劇的で大変ピア二スティックな曲で、完全なピアノ音楽であると ある有名な評論家が言っていたそうです。

確かに他の楽器で演奏するとなると無理がありそうですね。

演奏の難易度もエチュードの中では最難関のレベルであり相当な練習をしないと 歯が立たないかと思います。

一見してものすごい複雑な曲に感じるかもしれませんが すべて冒頭の右手の旋律が、装飾音を加えて繰り返すという形式を 取っていますので、まずは音階を覚えてしまうというと譜読みが楽になります。

ショパン木枯らしのエチュード聞き比べ5選

リ・ユンディ

2000年ショパンコンクール優勝者のリ・ユンディは予選で木枯らしのエチュードを演奏し 絶大な支持を受けていました。

また 圧倒的なテクニックとスター性を兼ねそろえたスーパースター的な存在に観衆は沸きあがったのも 事実です。

実際に演奏を聴いてみれば非常に奇麗ににピアノの音が鳴り響いていることがよくわかり 激情がほとばしる名演奏といえます。

マウリツィオ・ポリーニ

音一音一音がクリアに歯切れよく鳴り響きその強靭なテクニックがいかに 素晴らしいことが伺える名演です。

そのメカニズムの奥に隠れているのは感性の根底で掘り起こした 作品への確固たる共鳴であり、そこから紡ぎ出される音は本当に 感動的です。

これ以上何を望みますかといえるほどの演奏を是非視聴してみて欲しいと思います。

ヴラディーミル・アシュケナージ

ピアニストとしてだけでなく指揮者としても多忙な日を過ごす アシュケナージは今もなお高度な力量をキープしていることは 賞賛に値すべきと言えるでしょう。

そんなアシュケナージもショパン全集をリリースしており エチュード集は高い評価をうけています。

木枯らしのエチュードは冒頭のパッセージをかなり早いスピードで演奏しているのが とても印象的で きっとアシュケナージ独自の解釈による演奏だと察しています。

スヴャトスラフ・リヒテル

ロシア系音楽に強いリヒテルですが、ショパンも得意としており主要な曲はほぼ録音して くれています。

かなりのテクニシャンであることは事実で 木枯らしのエチュードのような超絶技巧曲には大きな強みを発揮しているのが特徴です。

なお録音が古くて音質が悪いのがちょっと残念ですが、演奏内容は抜群で 華麗なピアニズムを示してくれていて素晴らしい!

アンドレイ・ガヴリーロフ

チャイコフスキーコンクール優勝者のガヴリーロフはリヒテル同様ロシア系音楽に大きな強みを 発揮するピアニストです。

ロシア系音楽は技巧的なパッセージが多く、それを得意とするピアニストはショパンの エチュードでも威力を大いに発揮してくれています。

ガヴリーロフも例外ではなく、豊かな音色に彩られた彼の演奏には 持前の感性が現れており、自然 の流れの中の程よいテンポルバートなど高い演奏効果が際立っているところが特徴的であると いえます。

全体的に個性的なテンポで演奏しているパッセージが目につきましたが、 高い演奏効果を出していることには変わりありません。


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まとめ

以上がショパン木枯らしのエチュード解説と聞き比べ5選でした。

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