ラフマニノフ名盤ピアノ曲5選-難曲を弾く名人芸達の名演レビュー | ショパンを弾くには?曲の難易度、曲目解説、ピアノの弾き方を解説



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ラフマニノフ名盤ピアノ曲5選-難曲を弾く名人芸達の名演レビュー

ラフマニノフはロシアの作曲家兼ピアニストです。 映画音楽でも取り上げられるほどの情熱的で甘美なロマンティシズム溢れる 作品をたくさん作曲し、今でも多くの人を魅了し続けています。 ラフマニノフが作曲した曲の中には、不評なものもあり、ノイローゼに陥った ことがあったり、ロシア革命勃発時には亡命をしながらも作曲や演奏活動を つづけるという、苦労の連続の人生を歩んでいます。

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特にメランコリックで憂いを感じさせるメロディーの曲を作曲させたら、右に出る者は 居ないと言っていいほど、その表現力は見事です。 音楽はその人の人生を映す鏡と言われることもあるとおり、まさに苦渋の人生が一音一音に 凝縮されていることが伺えます。

一昔前は、ラフマニノフの楽譜や録音は入手が極めて困難だったのですが、映画などを 通じて知名度がアップしたこともあり、日本でも ラフマニノフブームが沸き起こり、多くの人が演奏するようになったのは嬉しいことです。 非常に難曲が多いのですが、超一流のピアニストが鮮やかに弾きこなしている録音は、見事 としか言いようがありません。 私が聴いた録音の中でもイチオシの録音を紹介します。

ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番&パガニーニ狂詩曲(ルービンシュタイン)

ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番&パガニーニ狂詩曲(ルービンシュタイン)

ルービンシュタインといえばショパン弾きのイメージがあるのは 事実ですが、ラフマニノフでも名演を遺しています。 パガニーニ狂詩曲については、華麗なるテクニック、惚れ惚れさせられるようなスケール感、甘美さといい、聴き手を圧倒するほどの素晴らしい演奏です。

またピアノ協奏曲はオーケストラとは波長がピッタリとマッチしているようで、安定的な技巧による 美しいタッチ、豊かな詩情、温かな抒情、内面的な美しさをたたえた、調和のとれた表現は、瑞々しい 魅力にあふれており、聴き手を幸福感に包みます。 聴き終わった後は、感無量であり、 妥協なく吟味されたロシア的な情感の豊かさを肌に感じさせる稀有な演奏で、一世を風靡する名演と言っても過言では ありません。

>>>ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番&パガニーニ狂詩曲 ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番&パガニーニ狂詩曲

ラフマニノフ ピアノ協奏曲全集(アシュケナージ)

ラフマニノフ ピアノ協奏曲全集(アシュケナージ)

アシュケナージ自身ラフマニノフを得意としており、難曲揃いで多くのピアニストを 泣かせている難しいパッセージを、赤子の手をひねるかのように、いともあっさりと ムラなく演奏しているのには驚かされます。 安定した技巧と洗練されたセンスの良い音楽性が融合した彼の演奏は、情熱的な パッセージといい、繊細なメロディといい、もはや人間の常識を超えた次元に到達しています。

映画「逢引き」で使用されたピアノ協奏曲2番、映画「シャイン」で使用されたピアノ協奏曲3番、 そしてあまり演奏される機会のない1番、4番も含め、表面的な華麗さとはまた異なる、思索的で 陰影感を感じさせる演奏してくれ、真の実力者としての貫禄が伺えます。 アシュケナージの演奏によって、ラフマニノフの作品がクラシックのトレンドになったと 言っても過言ではないでしょう。

>>>ラフマニノフ ピアノ協奏曲全集 ラフマニノフ ピアノ協奏曲全集

Rachmaninov: The Complete Works

Rachmaninov: The Complete Works

ラフマニノフというとピアノ協奏曲やプレリュード集やソナタなどの有名どころばかりが演奏 される傾向にあるのですが、有名な作品はもちろんのこと、ほとんど演奏されることのない無名の歌曲のトランスクリプションの曲も含めて、大物ピアニストたちが結集して、ラフマニノフ曲を全曲録音してくれました。

まさに「偉業」と言える快挙です。 濁りのない明晰なタッチ、作品に対する周到にして緻密な読みをベースとして、隙のない 磨き抜かれた見事な演奏です。

>>>Rachmaninov: The Complete Works Rachmaninov: The Complete Works

ラフマニノフ 2台のピアノのための組曲第1番・第2番

ラフマニノフ 2台のピアノのための組曲第1番・第2番

ラフマニノフの作品の中でもあまり顧みられる機会が少ない作品を、アルゲリッチが見事に独自の角度から のアプローチでラビノヴィチと共演し、そのエキサイティングさに聴き手の度肝を抜いて しまう録音です。

ラフマニノフの作品の多くはピアノソロなので、2台ピアノについてはあまり演奏されないのは 仕方のないことなのかもしれませんが、こんな素敵な曲があったのか!と宝探しに似た喜びを 与えてくれるきっかけになるでしょう。

>>>ラフマニノフ 2台のピアノのための組曲第1番・第2番 ラフマニノフ 2台のピアノのための組曲第1番・第2番

ラフマニノフ 前奏曲集/楽興の時(ニコライルガンスキー)

ラフマニノフ 前奏曲集/楽興の時(ニコライルガンスキー)

アシュケナージ、アルゲリッチといった世界的なピアニストがラフマニノフの演奏をしたことをきっかけに 次々と若き才能を持つピアニストが、ラフマニノフをこぞって演奏するようになったのは事実です。 この調子でいくと、ラフマニノフブームが巻き起こるのではないかと思えるほど、その勢いは 衰えることを知らず、そんな中、忘れてはならないのが、ニコライルガンスキーです。

万華鏡のように様々な旋律が凝縮された前奏曲集を、爆発的な激しさや緊張感がやわらかい 表情と同居していながらも、バランスの取れた自然な詩情をもって、味わい深く演奏している のが素晴らしいです。 一方、楽興の時の演奏については、特に細かい音符がギッシリと並んで難曲である2番、4番、6番を、 神経質なまでに清潔感のある音と、瞬発力を生かした 音楽が躍動を生みだし、輝かしい響きと熟成した表現には驚嘆させられます。

>>>ラフマニノフ 前奏曲集/楽興の時 ラフマニノフ 前奏曲集/楽興の時

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