ショパンバラード第4番解説と聞き比べ5選-バラードの中で最難関
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ショパンバラード第4番解説
ショパンバラードの4曲の中では、最も難しい曲と言われています。
特にコーダに差し掛かってからは休む間もなく、ひたすら難しい パッセージが連続して出現し演奏者の腕の見せ所となっています。
このバラード4番は確かに難曲ですが、難しい箇所を分解してみると 各種エチュードで練習したようなパッセージの組み合わせであることに 気付くはずです。
ですのでOP.25-8、OP25-8、OP10-10、OP25-12などを徹底的に練習しておけば あとはパッセージを繋ぎ合わせることによって曲が完成しますので 決して諦めないで欲しいです。
特にコーダに差し掛かってからは休む間もなく、ひたすら難しい パッセージが連続して出現し演奏者の腕の見せ所となっています。
このバラード4番は確かに難曲ですが、難しい箇所を分解してみると 各種エチュードで練習したようなパッセージの組み合わせであることに 気付くはずです。
ですのでOP.25-8、OP25-8、OP10-10、OP25-12などを徹底的に練習しておけば あとはパッセージを繋ぎ合わせることによって曲が完成しますので 決して諦めないで欲しいです。
ショパンバラード第4番聞き比べ5選
スタニスラフ・ブーニン
1985年ショパンコンクールライブでのブーニンのバラード4番は超が付くほどの名演奏です。19歳という若さでこの難曲をコンクールで選択するブーニンの力量には 恐れ入ります。
コードは非常に難しいですが、超スピードで乗り切るとてつもない テクニックにも圧倒させられます。
現在これを越えるバラード4番はいまだに存在しません。
クリスティアン・ツィメルマン
ショパンの良き解釈者といっても過言ではないツィメルマンのバラード4番は 深く音楽の内面に入り込み、表情に陰影を与えているのがとても印象的です。ドラマ性豊かに曲をまとめながら、荒々しいパッセージであっても、 デリカシーさえ含まれているように感じられ 安定した技術力で、難しいパッセージも堂々とクリアしています。
一音一音を安易に弾き飛ばすことは一切しないのがツィマーマンの名演奏を是非聴いて欲しいと思います。
ユリアンナ・アブデーエワ
2010年ショパンコンクール優勝者のユリアンナ・アブデーエワはコンクールでもバラード4番を演奏しており、 テンポはややゆっくり目の演奏ですが、女性にしては、かなり力強い演奏です。とくにコーダに差し掛かかると、 華のある響きを作った上で抒情的な語り口とラプソディックな表現がとても見事としかいいようが ありません。
強靭なテクニックと豊かなる表出力のスキルが彼女の最大の強みといえます。
ケヴィン・ケナー
1990年のショパンコンクールでは2位を獲得しているケヴィン・ケナーですが、まったく ケチのつけようのない完璧な演奏で聴衆を魅了しました。全体的に感情移入度の高い表現力豊かにして説得力のある演奏を聴かせてくれ、 色彩豊かな演奏である印象を受けました。
これだけの高レベルの演奏をしておきながら、なぜ優勝者として選ばれなかったのか不思議で仕方がないと感じたのは私だけでは ないはずです。
小山実稚恵
1985年ショパンコンクール4位を獲得した小山実稚恵のバラード4番は、 女性離れしたパワフルなピアニズムで聴く者に差し迫ってきます。自分のペースを着実につかみ、清楚なまとまりを持った演奏スタイルを 確立しているようで、音色に対する鋭い感覚の持つ主なのだと察しています。
この長い物語風の曲で一音一音味わいを込めながらも音楽の運びが自然で 常に落ち着いた流れをキープしているところも魅力的です。
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まとめ
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