ショパンポロネーズ全曲解説【動画付き】!軍隊ポロネーズから手をつけよう! | ショパンを弾くには?曲の難易度、曲目解説、ピアノの弾き方を解説



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ショパンポロネーズ全曲解説【動画付き】

ポロネーズとはショパンの祖国ポーランドで生まれた、舞踏音楽のことで 「ポーランド風」という意味を持っています。

リズムの特徴はは3拍子であり、1拍子か2拍子目にアクセントをもっています。

ショパンのポロネーズはポーランドの国民に誇りや勇気を与えていた ということは間違いないでしょう。



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ポロネーズ第1番 OP.26-1


冒頭では激しいリズムで曲が開始し、ポロネーズのリズムの主題が始まります。

中間部は情緒的で大変美しい旋律の箇所が登場し、また主題が 再度登場して曲が終了します。

ショパンの曲では良くあるパターンです。

ポロネーズ第2番 OP.26-2


第1番とは対照的で、重苦しい和音の連打の主題で始まり、 曲全体に大変陰鬱な雰囲気が漂っています。

シベリアポロネーズと呼ばれることもあります。

曲の難易度はさほど高くないので、ポロネーズ初心者でも 手が届く範囲であると思います。

ポロネーズ第3番【軍隊】OP.40-1


第6番の英雄と並んで、ショパンのポロネーズの中では非常に知名度の高い曲です 。

とても威厳のある主題が人気の理由であるように思います。

演奏の難易度も中級程度ということで手頃ですので、是非とも ショパン初心者の方でも取り組んでみてほしい曲です。

ただ初期の作品ということで、イントロ部分やコーダの部分が存在しない ため、突然曲が始まり、突然曲が終わってしまうという部分が残念です。

ポロネーズ第4番 OP.40-2


2番のポロネーズと同様、暗い雰囲気のポロネーズです。

ポーランドの陥没を表現しているのではないかと思えるほど 沈鬱な曲です。

左手の演奏が主旋律で、右手は和音で伴奏を施すという 演奏手法になります。

この曲もポロネーズ3番同様、中級程度で習得できる曲です。

ポロネーズ第5番 OP.44


ポロネーズの中では大規模かつ、最高難易度の曲です。

力強い出だしで始まり、悲劇的なポロネーズの主題が始ります。

とくに印象に残るのが中間部です。

優美な旋律のマズルカ風のパッセージが挿入されている部分は、 ポロネーズの中でも異質の性質であるといえます。

ちなみにショパンコンクール第6回でポリーニはこの曲を 選択し、完璧に弾ききって、審査員や観衆を唸らせたそうです。

ポロネーズ第6番【英雄】 OP.53


あえて紹介するまでも無いほど有名でかつ人気のあるポロネーズで 通称英雄ポロネーズとして知れ渡っています。

壮大華麗で、演奏効果も抜群であり、世界中の演奏会では頻繁に 演奏されています。

この曲を完璧に弾ききったら、間違いなくブラボーでしょう。

力強い序奏部分で始まり、有名なポロネーズの主題が登場します。

何といってもこの曲の聞かせどころは中間部です。

左手のオクターブのスタッカートの連続の箇所は 大変勇敢でポーランドに対する愛国心の表れに他なりません。

この箇所の演奏が難所となりますが、うまく演奏するには 4,5の指をうまく使い分けることです。

黒鍵は4の指をできるだけ利用し、白鍵は5の指を利用するように して意識的に訓練すれば、なんとかクリアできるかと思います。

上記動画のように、ショパンコンクール第11回では、優勝者のブーニンがこの曲を 2次戦で選曲していました。

19歳という若さで、ステージ慣れしたブーニンの姿には驚かされました。

とてもスケールの大きい英雄ポロネーズであり、中間部の左手の オクターブの箇所は、軍馬の如く凄まじいスピードで弾き切り 審査員や観衆の度肝を抜きました。

ポロネーズ第7番【幻想】 OP.61


ショパンの後期作品の中の最高傑作の一つに数えられるポロネーズです。

ポロネーズというタイトルが付されていますが、むしろ 幻想曲というタイトルで独立した曲として扱うほうが 望ましいとすら思えます。

大変独創的で、ショパン自身がこの曲を「何という曲名を つけたらよいかわからない」と述べたそうです。

決して易しい曲ではありませんが、理不尽な指使いが必要とされる 箇所はありません。

きちんと練習すれば演奏できるようになる曲ですので、 ショパン愛好家であれば、是非とも演奏して欲しい一曲です。

アンダンテスピアナートと華麗な大ポロネーズOP.22


この曲はもともとピアノとオーケストラのために作曲された曲です。

後からピアノ独奏によるアンダンテスピアナートの部分が作曲されて、 独唱曲となりました。

現在ではピアノ独奏版がメジャーとなっているようです。

楽曲については、左手のアルペジオの伴奏をベースとして、美しく滑らかな右手の 旋律が演奏されます。

そして主題のポロネーズの部分に突入します。

曲が終盤に進むにつれて高度な技巧を要する装飾音が増えて、最後は圧倒的な 大音響の中で幕を閉じます。

最近では、演奏される機会が非常に増加し、戦場のピアニストという映画では、エンディングのところでこの曲が 用いられていたり、ショパンコンクールではクリスティアンツィマーマン、ダンタイソン、リユンディが見事にこの曲を演奏して優勝しています。